ピタでんは電力自由化になって比較的早くにサービスを開始した会社で、現在も電力料金で言うとかなり安い電気料金のサービスを提供しています。
「F-Powerからは、小売電気事業を引き続き行うこと、今後の電力供給には全く支障はないこと、電気の使用者の皆様との契約内容については変更することなく電力供給を行うことの報告を受けている」
引用:東京商工リサーチ
ということのようです。
ある程度電気を使う家庭で電気料金を安くしたいという方はチェックです!
たまにキャンペーンも行っていることがあるので併せてチェックされると良いと思います。
ここでは
・ピタでんの会社概要
・ピタでんの料金プランの特徴
・ピタでんと他の電力会社と比較
・ピタでんのメリット・デメリット
・ピタでんの口コミ・評判
とう流れで紹介していきたいと思います。
それではピタでんについてみていきたいと思います。
ピタでんのチェックポイント
はじめにピタでんのポイントをまとめると
・対象エリアは北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中部電力・関西電力・四国電力、中国電力・九州電力
・1年未満の解約の場合、2,200円(税込)の解約違約金が必要
・電気料金は他の電力サービスと比べても安い
ということですね。
プランは2つだけでとてもシンプルでわかりやすいです。
電力供給エリアは広く料金も安いです。
ただ、1年未満の解約の場合、2,200円(税込)の解約違約金が必要なので注意が必要になります。
ではまずはピタでんの会社概要から見ていきたいと思います。
ピタでん会社概要
ピタでんがどういった会社なのか知らないという方にまずは会社情報を紹介しておきます。
会社名 | 株式会社F-Power |
本社所在地 | 東京都港区芝浦三丁目1番21号 田町ステーションタワーS 20階 |
設立日 | 2009年4月1日 |
資本金 | 5,289百万円(資本準備金6,452百万円) |
という感じです。
新電力会社としては老舗の電力会社です。
資本金も十分にありますね。
では気になるピタでんの料金プランの特徴を見てみたいと思います。
ピタでんの料金プランの特徴
プランは「使いたい放題プラン」と「使った分だけプラン」があります。
それぞれ見てみたいと思います。
使いたい放題プラン
「現在は10~60A・最大需要容量が6kVAのお客様向け」
500kWh/一ヵ月までは定額
基本料金だけで利用できます。
500kWhを超えると従量料金(27.50円/kWh)が発生するというプランです。
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
北海道 | 14,250円 | 27.50円/kWh |
東北 | 13,240円 | 27.50円/kWh |
東京 | 12,220円 | 27.50円/kWh |
北陸 | 11,200円 | 27.50円/kWh |
中部 | 11,200円 | 27.50円/kWh |
関西 | 11,200円 | 23.42円/kWh |
中国 | 11,200円 | 27.50円/kWh |
四国 | 11,200円 | 27.50円/kWh |
九州 | 12,220円 | 27.50円/kWh |
※2021年2月24日時点
500kWhまでは使いたい放題で500kWh/月を超過したところから従量料金分を課金という料金システムになっています。
使った分だけプラン
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
北海道 | 0円 | 28.77円/kWh |
東北 | 0円 | 25.71円/kWh |
東京 | 0円 | 25.71円/kWh |
北陸 | 0円 | 21.13円/kWh |
中部 | 0円 | 25.71円/kWh |
関西 | 0円 | 21.59円/kWh |
中国 | 0円 | 23.57円/kWh |
四国 | 0円 | 23.93円/kWh |
九州 | 0円 | 22.66円/kWh |
※2021年2月24日時点
一般家庭向けでいうと使った分だけプランということになるかと思います。
じゃあ使いたい放題プランと使っただけプランではどちらがいいのってところですね。
「使いたい放題プラン」と「使っただけプラン」どっちがお得
例えば東京電力エリアの場合
東京の場合 | 使いたい放題プラン | 使っただけプラン |
1ヵ月200kWh | 12,220円 | 5,142円 |
1ヵ月300kWh | 12,220円 | 7,713円 |
1ヵ月400kWh | 12,220円 | 10,284円 |
1ヵ月500kWh | 12,220円 | 12,855円 |
1ヵ月600kWh | 14,950円 | 15,426円 |
1ヵ月700kWh | 17,720円 | 17,997円 |
となっているので
になるかと思います。
ですが、800kWhになるとまた使っただけプランが安くなるという形になります。
なので使いたい放題プランが使っただけプランよりもお得になるのは500kWhあたりから600kWhあたりというところになるのかなと思います。
ちなみに一人暮らしとか電力使用量が少ない家庭だと「使っただけプラン」です。
「使いたい放題プラン」と「使っただけプラン」に関してはこちらでも詳しく紹介しています。
もっというと一人暮らしとか電力使用量が少ない家庭はそもそもピタでんよりも他の電力会社のほうが安い可能性が高いです。
一人暮らしとか電力使用量が少ない家庭は別の電力会社がおすすめ
まず使いたい放題プランは見てもらうとわかる通り電力使用量が少ない家庭ではありえませんよね。
次は使っただけプランの場合はどうなのか?というところです。
一人暮らしとかだと夏とか冬を除けば1ヵ月200kWhも行かないと思います。
150kWh以下とかの月も多いのではないでしょうか。
もちろん個人差はありますけどね。
では東京電力従量電灯Bと比較したいと思います。
150kWh東京電力 | 150kWhピタでん | 200kWh東京電力 | 200kWhピタでん | |
20A | 3752 | 3856.5 | 5076 | 5142 |
30A | 4038 | 3856.5 | 5362 | 5142 |
40A | 4324 | 3856.5 | 5648 | 5142 |
という計算結果になりました。
これは東京電力従量電灯Bと比較しての計算で20Aとなると東京電力のままの方が良いという結果になります。
あとは関西電力エリアだと
150kWh関西電力 | 150kWhピタでん | 200kWh関西電力 | 200kWhピタでん | |
20A | 3248.62 | 3238.5 | 4538.62 | 4318 |
となりました。
※燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金含まれていません。
では次はピタでんと他の電力会社と比較してみたいと思います。
ピタでんと他の電力会社を比較
まず一番わかりやすいピタでんと同じ料金体系の他の電力サービスとの比較です。
ここでは人気の楽天でんき「プランS」とLooopでんき「おうちプラン」をピタでん「使った分だけプラン」と比較したいと思います。
エリア | 基本料金 | 楽天でんき 「プランS」 | Looopでんき 「おうちプラン」 | ピタでん 「使った分だけプラン」 |
北海道電力エリア | 0円 | 30.00円/kWh | 29.5円/kWh | 28.77円/kWh |
東北電力エリア | 0円 | 26.50円/kWh | 26.4円/kWh | 25.71円/kWh |
東京電力エリア | 0円 | 26.50円/kWh | 26.4円/kWh | 25.71円/kWh |
中部電力エリア | 0円 | 26.50円/kWh | 26.4円/kWh | 25.71円/kWh |
北陸電力エリア | 0円 | 22.00円/kWh | 21.3円/kWh | 21.13円/kWh |
関西電力エリア | 0円 | 22.50円/kWh | 22.4円/kWh | 21.59円/kWh |
中国電力エリア | 0円 | 24.50円/kWh | 24.4円/kWh | 23.57円/kWh |
四国電力エリア | 0円 | 24.50円/kWh | 24.4円/kWh | 23.93円/kWh |
九州電力エリア | 0円 | 23.50円/kWh | 23.4円/kWh | 22.66円/kWh |
沖縄電力エリア | 0円 | 27.00円/kWh | 27.0円/kWh | – |
こうやって見るとすべてのエリアでピタでん「使った分だけプラン」が安いことがわかりますね。
ピタでんは過去には業務改善勧告などもありましたけど、この電気料金体系のところの中ではかなり安いんですよね。
では他の料金体系のおすすめの電力会社とも比較しいたいと思います。
東京電力エリアでピタでんと他の電力会社を比較
比較するのは東京電力従量電灯B相当の電力プランで実際にいくつかの電力使用量で比較してみたいと思います。
計算してみるとこういった計算結果になりました。
月 | ピタでん 使った分だけ | あしたでんき 標準プラン | エルピオでんき スタンダードプランS | HTBエナジー ウルトラ&プライム東京 | シン・エナジー きほんプラン | 楽天でんき プランS | ENEOSでんき Vプラン |
10A100kWh | 2571.00 | 2600 | ー | ー | ー | ー | 2274 |
20A150kWh | 3856.50 | 3900 | ー | 3676.66 | ー | ー | 3693.8 |
20A300kWh | 7713.00 | 7800 | ー | 7569.16 | ー | ー | 7374.8 |
30A200kWh | 5142.00 | 5200 | 5237.2 | 5094.7 | 5111.14 | 5300 | 5206.8 |
30A300kWh | 7713.00 | 7800 | 7540.2 | 7653.6 | 7589.14 | 7950 | 7660.8 |
40A200kWh | 5142.00 | 5200 | 5190 | 5196.88 | 5367.25 | 5300 | 5492.8 |
40A400kWh | 10284.00 | 10400 | 10071 | 10446.88 | 10616.25 | 10600 | 10568.8 |
50A300kWh | 7713.00 | 7800 | 7750.4 | 7777 | 8101.36 | 7950 | 8232.8 |
50A500kWh | 12855.00 | 13000 | 12906.4 | 12485 | 13643.36 | 13250 | 13476.8 |
60A600kWh | 15426.00 | 15600 | 15753.24 | 14982 | 16670.48 | 15900 | 16384.8 |
ピタでんを確認 | あしたでんきを確認 | エルピオでんきを確認 | HTBエナジーを確認 | シン・エナジーを確認 | 楽天でんきを確認 | ENEOSでんきを確認 |
電気使用量が少ない場合は他の電力会社のプランもお得なものはありますが、ある程度の電力使用量になるとピタでん使った分だけプランは結構安いです。
電気料金は比較的安いことがわかりました。
ちなみに東京電力エリアでおすすめの電力会社をまとめてこちらで紹介しています。
では次は関西電力エリアで比較してみたいと思います。
関西電力エリアでピタでんと他の電力会社を比較
比較するのは関西電力従量電灯A相当の電力プランで実際にいくつかの電力使用量で比較してみたいと思います。
計算してみるとこういった計算結果になりました。
月 | ピタでん使った分だけ | エルピオでんき使った分だけ Sプラン | HTBエナジーウルトラ 関西 | HTBエナジープライム 関西 | あしたでんき標準プラン | あしたでんきたっぷりプラン | 楽天でんき標準プラン | シン・エナジーきほんプラン | ENEOSでんき関西Aプラン | 関西電力従量電灯A |
100kWh | 2159 | 2220 | 1881.98 | 2405.96 | 2200.00 | 4750.00 | 2250.00 | 1988.26 | 2011.35 | 2068.22 |
150kWh | 3238.5 | 3330 | 2955.88 | 3364.01 | 3300 | 5625 | 3375 | 3099.36 | 3137.25 | 3248.62 |
200kWh | 4318 | 4440 | 4129.38 | 4428.51 | 4400 | 6500 | 4500 | 4290.86 | 4336.75 | 4538.62 |
300kWh | 6477 | 6660 | 6476.38 | 6557.51 | 6600 | 8250 | 6750 | 6673.86 | 6735.75 | 7118.62 |
400kWh | 8636 | 8880 | 9141.38 | 8686.51 | 8800 | 10000 | 9000 | 9403.86 | 9415.75 | 10047.62 |
500kWh | 10795 | 11100 | 11806.38 | 10815.51 | 11000 | 11750 | 11250 | 12133.86 | 12095.75 | 12976.62 |
600kWh | 12954 | 13320 | 14471.38 | 12944.51 | 13200 | 13500 | 13500 | 14863.86 | 14775.75 | 15905.62 |
700kWh | 15113 | 15540 | 17136.38 | 15073.51 | 15400 | 15250 | 15750 | 17684.02 | 17455.75 | 18834.62 |
この知名度があって人気の電力会社のプランと比較してもピタでんのプランはなかなか安いですね。
ちなみに関西電力エリアでおすすめの電力会社をまとめてこちらで紹介しています。
では他のメリットやデメリットも紹介したいと思います。
ピタでんのメリット・デメリット
ではピタでんのメリットデメリットを見てみたいと思います。
ピタでんのデメリット
まずはどんなデメリットがあるのか見ていきましょう。
解約違約金がある
契約開始日から1年契約の自動更新となります。なお、ご契約をされてから1年未満の解約の場合、2,200円(税込)の解約違約金が必要です。
ということで2,200円(税込)ですからそんなに高いわけではありません。
1年以上利用するなら問題ないですし、料金が安いということもあるのでこれは目をつぶれるかも
過去に業務改善勧告
あと2018年8月2日に経済産業省からピタでんの運営会社株式会社F-Powerに対して業務改善勧告が出されていますね。
株式会社F-Powerは、平成29年11月1日付けで同社が実施した約4,900件の需要家を対象とする小売供給契約の変更(中途解約に係る違約金の対象範囲の拡大等を内容とするもの)について、需要家への通知文書に変更内容を具体的に記載しないなど、需要家に対する説明が不十分でした。
このため、当委員会は、電力の適正な取引の確保を図るべく、電気事業法に基づき、本日、業務改善勧告を行いました。
なお、株式会社F-Powerは、平成30年6月4日以降、需要家に対し、変更内容を明示した上で改めて説明を実施しています。
引用:経済産業省
というような内容になっています。
以前は新電力、高圧電力販売量1位で引っ張っていましたけどね。
以前の話でこういったことがある方がしっかりと改善されたりしますからね。
ピタでんのメリット
従量料金が料金が安い
他の業者と比べていただくとわかる通り従量料金の設定が低く安いです。
人気の楽天でんきやLooopでんきなどと比べても安い地域が多いです。
さらに使いたい放題プランなら500kWh以上使う家族なら結構お得かと思います。
ピタでんのキャンペーンについて
いろいろな電力会社ではキャンペーンを頻繁に開催していますが、ピタでんに関してはもう1年以上定期的にチェックしていますけど、キャンペーンを開催していたのを私は見たことがありません。
ピタでんはキャンペーンをほとんどやらない電力会社と私は認識しています。
その分電気料金が安く設定されているといっても良いと思います。
キャンペーンも重視したいという方なら選択肢には入ってこないのかなと思います。
キャンペーンで〇,〇〇〇円のギフト券プレゼントとかのキャンペーンをやっているところも結構あるのでそれも加味して考えるのであれば1年単位とかで考えれば他の電力会社の方がお得かもしれません。
ではピタでんの口コミ・評判を見てみたいと思います。
ピタでん(F-Power)の口コミ・評判
レビュー・口コミを書いてみる | |
✅みなさん電力会社変えました?
こういうのって手続き面倒なイメージありますが、電気に関してはまじで簡単ですよ〜
私は北電→ピタでんに変えて年1万以上は安くなりましたよ👍
/
地味に大きい差💡
\#ブログ書け #ブログ初心者#電気 #切り替え #お久しぶりです— ひょーた@副業×看護師 (@HYOTA819) July 12, 2020
電力会社、長らく惰性で東京電力エナジーパートナーのままだったけど、今更ながら電力自由化の波に乗って「ピタでん」にしてみた。基本料金なし、25.71円/kwh、分かりやすく安い。
— すゞ (@psyjax) June 17, 2020
電気をピタでんという定額制に変えたら1万以上安くなった!
熱海が高すぎるんだけど— とっさん (@TOSSANKILL) April 18, 2019
✅みなさん電力会社変えました?
こういうのって手続き面倒なイメージありますが、電気に関してはまじで簡単ですよ〜
私は北電→ピタでんに変えて年1万以上は安くなりましたよ👍
/
地味に大きい差💡
\#ブログ書け #ブログ初心者#電気 #切り替え #お久しぶりです— ひょーた@副業×看護師 (@HYOTA819) July 12, 2020
やはり電気料金が安くなったという声が多いですね。
実際電気料金は安いので大体のほとんどの電力会社から乗り換えても安くなる可能性が高いですね。
まとめ
ピタでんは基本料金0円+従量料金の使った分だけプランでは他の同じ電力会社に比べても安く設定されています。
使いたい放題プランもあり、ある程度電力を使う家族ならお得になりますし、料金重視ならピタでんは選択肢の一つですね。
あと押さえておくべきポイントとしては契約をされてから1年未満の解約の場合、2,200円(税込)の解約違約金が必要というところでしょうか。
ある程度電気を使う家庭で長期的に利用するならおすすめの一つです。
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