それに伴って市場連動型プランの電気料金が通常の5倍や10倍と上がっていますので注意してください。
ここでは自然電力のでんきについて紹介したいと思います。
他にも注意点などもあるので自然電力のでんきの口コミ・評判・デメリット・電気料金を他の電力会社と比較など様々な角度から紹介していきたいと思います。
ここではここでは
・自然電力のでんきのデメリット
・自然電力のでんきの口コミ・評判
・自然電力のでんきと他の電力サービスと比較
・自然電力のでんきの概要
を紹介していきたいと思います。
自然電力のでんきのチェックポイント
ではまず先におさえておきたいポイントをまとめると
・プランは「SE Debut」、「SE30%」、「SE100%」3つ
・対象エリアは広い
・解約金は発生しない
というところでしょうか。
市場連動型なので料金が変動する
まずは【市場連動型】ということでここを押さえておく必要があります。
これはどういうものかというと自然電力のでんきは市場連動型なので市場価格に連動して料金が決まります。
なので市場価格が安い時は安くなり、高い時には高くなるということになります。
東京電力エリアで紹介すると
電気を送る費用(基本料金・従量料金)
内訳 | 契約種別 | 単位 | 料金単価 |
基本料金 | 実量契約 | 1kWにつき | 214.50 円 |
SB・主開閉器契約 | 10Aまたは1kVAにつき | 143.00 円 | |
従量料金 | 実量契約 | 1kWhにつき | 7.45 円 |
SB・主開閉器契約 |
事業を行う費用
内訳 | プラン | 単位 | 料金単価 |
従量料金 | SEデビュー | 1kWhにつき | 4.00 円 |
SE30 | 4.40 円 | ||
SE100 | 5.40 円 |
電気を買う費用
そしてここの電気を買う費用がポイントで上でも紹介した市場連動価格で決まるのでここが重要です。
まず下の画像が日本卸電力取引所(JEPX)で30分ごとの価格ですが、2016年4月1日~2019年2月10日までの1日の30分ごとの電気の市場価格の単純平均で出してくれています。
引用:自然電力のでんき
これをみてわかることは利用者が多い時間の夕方から夜に価格が上がるという傾向にあるようです。
もちろん季節や曜日などによっては価格は変動しているので変わってきます。
2021年1月のように価格が通常の5倍10倍にも高騰することもあります。
さあこれをあなたの家庭の電気使用量に照らし合わせて一つ一つ計算していきましょう!ってなってもなかなか難しいですし、実際わかりませんよね。
ということで自然電力の電気のプラン別の2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値を紹介したいと思います。
あくまで「2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値」なので実際とは料金に違いがあります。
プランは「SE Debut」、「SE30%」、「SE100%」3つ
まずは料金プランから紹介していきたいと思います。
自然電力のでんきの料金プラン
「SE100%(自然エネルギー100%)」のプランと「SE30%(自然エネルギー30%)」のプランがあります。
そして、新しく「SE Debut」というプランが出てきています。
SE100%
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
北海道電力 | 184.80円/kVA | 29.59円/kWh |
東北電力 | 126.50円/kVA | 26.52円/kWh |
東京電力 | 143.00円/kVA | 24.90円/kWh |
中部電力 | 126.50円/kVA | 24.48円/kWh |
北陸電力 | 132.00円/kVA | 23.47円/kWh |
関西電力 | 198.00円/6kVAまで | 24.39円/kWh |
中国電力 | 132.00円/6kVAまで | 25.29円/kWh |
四国電力 | 214.50円/6kVAまで | 25.19円/kWh |
九州電力 | 143.00円/kVA | 23.48円/kWh |
※2020年7月4日時点
※基本料金の1kVAは10Aに相当します
※上記の参考値は、消費税込みです。
※沖縄エリアおよび離島へのサービスは、現時点で予定しておりません。
※従量料金は市場価格に応じて変動する電力調達費が含まれます。上記金額は2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値で、実際に適用される単価とは異なります。
※市場価格は、JEPXウェブサイトの「取引情報」から確認できます。http://www.jepx.org/market/
これはそのまま自然エネルギーを100%使っている環境に優しいエネルギーということがいえます。
自然環境を大事にしたいという方にはこちらですね。
SE30%
・できる範囲でCO2も減らしたい方向け
・SE100%よりも料金が安くなる可能性が高い
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
北海道電力 | 184.80円/kVA | 28.59円/kWh |
東北電力 | 126.50円/kVA | 25.52円/kWh |
東京電力 | 143.00円/kVA | 23.90円/kWh |
中部電力 | 126.50円/kVA | 23.48円/kWh |
北陸電力 | 132.00円/kVA | 22.47円/kWh |
関西電力 | 198.00円/6kVAまで | 23.39円/kWh |
中国電力 | 132.00円/6kVAまで | 24.29円/kWh |
四国電力 | 214.50円/6kVAまで | 24.29円/kWh |
九州電力 | 143.00円/kVA | 22.48円/kWh |
※基本料金の1kVAは10Aに相当します
※上記の参考値は、消費税込みです。
※沖縄エリアおよび離島へのサービスは、現時点で予定しておりません。
※従量料金は市場価格に応じて変動する電力調達費が含まれます。上記金額は2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値で、実際に適用される単価とは異なります。
※市場価格は、JEPXウェブサイトの「取引情報」から確認でき
SE Debut
・SE100%やSE30%よりも料金が安くなる可能性がある
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
北海道電力 | 184.80円/kVA | 28.19円/kWh |
東北電力 | 126.50円/kVA | 25.12円/kWh |
東京電力 | 143.00円/kVA | 23.50円/kWh |
中部電力 | 126.50円/kVA | 23.08円/kWh |
北陸電力 | 132.00円/kVA | 22.07円/kWh |
関西電力 | 198.00円/6kVAまで | 22.99円/kWh |
中国電力 | 132.00円/6kVAまで | 23.89円/kWh |
四国電力 | 214.50円/6kVAまで | 23.79円/kWh |
九州電力 | 143.00円/kVA | 22.08円/kWh |
※上記の参考値は、消費税込みです。
※沖縄エリアおよび離島へのサービスは、現時点で予定しておりません。
※従量料金は市場価格に応じて変動する電力調達費が含まれます。上記金額は2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値で、実際に適用される単価とは異なります。
※市場価格は、JEPXウェブサイトの「取引情報」から確認できます。http://www.jepx.org/market/
この料金プラン結構お得かもしれません。
エリア | 基本料金 | 従量料金 | ||
SE100% | SE30% | SE Debut | ||
北海道電力 | 184.80円/kVA | 29.59円/kWh | 28.59円/kWh | 28.19円/kWh |
東北電力 | 126.50円/kVA | 26.52円/kWh | 25.52円/kWh | 25.12円/kWh |
東京電力 | 143.00円/kVA | 24.90円/kWh | 23.90円/kWh | 23.50円/kWh |
中部電力 | 126.50円/kVA | 24.48円/kWh | 23.48円/kWh | 23.08円/kWh |
北陸電力 | 132.00円/kVA | 23.47円/kWh | 22.47円/kWh | 22.07円/kWh |
関西電力 | 198.00円/6kVAまで | 24.39円/kWh | 23.39円/kWh | 22.99円/kWh |
中国電力 | 132.00円/6kVAまで | 25.29円/kWh | 24.29円/kWh | 23.89円/kWh |
四国電力 | 214.50円/6kVAまで | 25.19円/kWh | 24.29円/kWh | 23.79円/kWh |
九州電力 | 143.00円/kVA | 23.48円/kWh | 22.48円/kWh | 22.08円/kWh |
※基本料金の1kVAは10Aに相当します
※上記の参考値は、消費税込みです。
※沖縄エリアおよび離島へのサービスは、現時点で予定しておりま せん。
※従量料金は市場価格に応じて変動する電力調達費が含まれます。上記金額は2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値で、実際に適用される単価とは異なります。
※市場価格は、JEPXウェブサイトの「取引情報」から確認でき
そこで自然エネルギーを30%にすることで料金が安くなるということです。
さらにSE Debutなら安くなる可能性があります。
対象エリアは広い
対象エリアは比較的広く
です。
沖縄電力エリア以外が対象なので多くの方が利用できます。
沖縄電力エリアの方はこちらもチェックしてみてください。
解約金は発生しない
これは公式サイトにも記載されているのですが、
契約期間は、供給開始日以降1年契約の自動更新となります。
契約期間内に契約を解除されても、解約金は発生いたしません。
となっています。
ちなみに解約金が発生する電力会社と発生しない電力会社の比率でいうと私の知っている限りでは発生しない電力会社の方が多いと思います。
自然電力のでんきと他の電力サービスと比較
それでは自然電力のでんきと他の電力会社の料金プランと比較してみたいと思います。
比較するのは東京電力エリアの東京電力従量電灯B相当のプランで比較してみたいと思います。
ちなみに自然電力のでんきは
SE100% | 143.00円/kVA | 24.90円/kWh |
SE30% | 143.00円/kVA | 23.90円/kWh |
SE Debut | 143.00円/kVA | 23.50円/kWh |
で従量料金は市場価格に応じて変動する電力調達費が含まれます。上記金額は2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値になりますので実際の料金とは違ってきますけど、参考として計算してみます。
まずこれが自然電力のでんきのプランの料金です。
月 | SE100% | SE30% | SE Debut |
10A100kWh | 2633.00 | 2533.00 | 2493.00 |
20A150kWh | 7613.00 | 7313.00 | 7193.00 |
20A300kWh | 5123.00 | 4923.00 | 4843.00 |
30A200kWh | 7613.00 | 7313.00 | 7193.00 |
30A300kWh | 5123.00 | 4923.00 | 4843.00 |
40A200kWh | 10103.00 | 9703.00 | 9543.00 |
40A400kWh | 7613.00 | 7313.00 | 7193.00 |
50A300kWh | 10103.00 | 9703.00 | 9543.00 |
50A500kWh | 12593.00 | 12093.00 | 11893.00 |
60A600kWh | 15083.00 | 14483.00 | 14243.00 |
次がその他の主な電力会社のプランの料金です。
月 | あしたでんき標準プラン | エルピオでんきスタンダードプランS | HTBエナジー・HISでんきウルトラ&プライム東京 | シン・エナジーきほんプラン | ピタでん使った分だけ | 楽天でんきプランS | ENEOSでんきVプラン | 東京電力従量電灯B |
10A100kWh | 2600 | ー | ー | ー | 2571 | ー | 2274 | 2274 |
20A150kWh | 3900 | ー | 3676.66 | ー | 3856.5 | ー | 3693.8 | 3752 |
20A300kWh | 7800 | ー | 7569.16 | ー | 7713 | ー | 7374.8 | 7724 |
30A200kWh | 5200 | 5237.2 | 5094.7 | 5111.14 | 5142 | 5300 | 5206.8 | 5362 |
30A300kWh | 7800 | 7540.2 | 7653.6 | 7589.14 | 7713 | 7950 | 7660.8 | 8010 |
40A200kWh | 5200 | 5190 | 5196.88 | 5367.25 | 5142 | 5300 | 5492.8 | 5648 |
40A400kWh | 10400 | 10071 | 10446.88 | 10616.25 | 10284 | 10600 | 10568.8 | 11353 |
50A300kWh | 7800 | 7750.4 | 7777 | 8101.36 | 7713 | 7950 | 8232.8 | 8582 |
50A500kWh | 13000 | 12906.4 | 12485 | 13643.36 | 12855 | 13250 | 13476.8 | 14696 |
60A600kWh | 15600 | 15753.24 | 14982 | 16670.48 | 15426 | 15900 | 16384.8 | 18039 |
実際に計算してみると安くみえますね。
ただし、2016年4月から2019年3月までの3年間の市場価格に基づいた参考値ですし、202年1月のような価格高騰が起こるとまた変わってきます。
何事もなければお得ということですが、こればっかりは自分が電気を節約するとかそういったことだけではどうにもできない部分もありますからね。
これは東京電力エリア以外のエリアでも同じことです。
東京電力エリアでおすすめの電力会社をまとめて紹介してしていますので良かったらチェックしてみてください。
では次は自然電力のでんきのデメリットを紹介したいと思います。
自然電力のでんきのデメリット
市場連動型なので料金がはっきりわからない
上でも紹介した通り市場連動型なので「電気を買う費用」の部分が30分おきに価格が変わるので過去の料金を参考にしてある程度しか料金が出せません。
何かの事故で電気料金が一気に上がる可能性もあるということも頭に入れておかないといけません。
2021年1月に価格が高騰した時は自然電力のでんきは1月ご請求分と2月ご請求分の値引き合計を最大30,000円ということで値引きしてくれていますね。
自然電力のでんきの評判・口コミ
では自然電力のでんきの評判・口コミを見てみたいと思います。
レビュー・口コミを書いてみる | |
自宅と会社で契約している2箇所を『自然電力のでんきSE100』へ切り替えました。
CO2削減量のイメージに杉の木が使われていますが、
ふつうに電気を使いながらCO2ゼロにするには下の2択ってことね!・自然電力へ切り替える
もしくは
・化石燃料由来の電力を使い続けて、50年生きるスギを198本育てる pic.twitter.com/xHrjzjTOkW— 田上 真由 (@MayuTagami) June 24, 2020
ちょっと前から自然電力のでんきにしたんだけど、同じくらいの使用量でGREENaの時よりも700円くらい下がった。
私の場合だし、物価やら諸費用の変動もあるので使用量だけで単純に比較はできません。
でもエネチェンジはキャンペーンすごいので、皆様にお勧めいたします。— uki (@79_uki) May 14, 2020
知らんかった…
感動した。自然電力のでんき「自然エネルギー100%の世界は、つくれる」 https://t.co/LuGkzgsgWO @YouTubeより
— みつこ (@mitsu_kaneko) 2019年2月6日
自然電力のでんき「自然エネルギー100%の世界は、つくれる」 https://t.co/u1MsPsLtz8 @YouTubeより
使用開始6ヶ月目
送電も今まで使用していたものを使うから手続きのみ
電気に限らず、自然に既に存在する素晴らしく緻密なシステムやエネルギーで十分循環するように出来てるんだって私は思う— Satomi Miyauchi (@satomi219) 2018年8月14日
やっぱり魅力は自然エネルギーですね。
SE100%は電気料金はちょっと高いけど自然には優しいということですね。
地球に優しいということを考えるならチェックですね。
料金を安くということなら「SE Debut」ですね。
キャンペーンでお得に
なんとなくお得かもということがわかりましたけど、これでは決め手に欠けますね。
しかし、上でも紹介した通りキャンペーンが魅力的だったりします。
といっても公式サイトではキャンペーンを行っていないことがほとんどなのですが、電力会社(プラン)一括比較サイトのエネチェンジ経由でかなりお得なキャンペーンを行っていたりします。
エリアによって割引率がかわるのでエネチェンジでチェックしてもらうと良いと思いますが、シミュレーションしてもらうとわかる通り、キャンペーン分結構お得になったりします。
例えば「年間12,000円分割引」(2020年4月のキャンペーン)などキャンペーンがあったりします。
ただ、一人暮らしなどで年間の電気使用量が少ないのであれば、現在の契約の方が電気料金が安い可能性もありますが、キャンペーンを加えて考えると1年間の電気料金はかなりお得になったりもします。
一人暮らしでも自然電力のでんき「SE Debut」は選択肢
新しくSE Debutプランができて料金的には安くなる可能性が高くなっています。
これまでいろいろな電力会社のプランを見てきて一人暮らしなど電気使用量が少ない家庭では旧電力会社のままの方が電気料金が安い場合が多かったですが、自然電力のでんき「SE Debut」では料金が安くなる可能性も高いです。
例えば上でシミュレーションしていますが、月150kWhというのは一人暮らしレベルの電気使用量だと思いますが、安くなっています。
これは選択肢の一つになりそうですね。
自然電力のでんきはどういった方におすすめ
内容 | プラン |
料金が高くても環境に優しい電力を使用したい | SE100% |
少しでも環境に優しい電力を使用したい | SE30% |
1年間スパンでエネチェンジのキャンペーンを利用して電気料金をお得にしたい | SE30% |
電気料金を安くしたい方で継続的にずっと自然電力のでんきを使いたい方 | SE Debut |
一人暮らしや電気使用量が少ない家庭であまり電気料金は使用しない方 | SE Debut |
現在【SE100%】と【SE30%】はエネチェンジのキャンペーン対象ですが、【SE Debut】はキャンペーンの対象外なのでSE Debutは公式サイトからの利用ということになります。
ただ、一人暮らしなど電気使用量が少ない家庭でも1年間スパンなどで考えるのであればキャンペーンが魅力的なエネチェンジでSE30%のプランもアリかと思います。
自然電力のでんきの会社概要
会社名 | 自然電力株式会社 |
本社所在地 | 福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F(総合受付)/ 6F |
設立日 | 2011年6月 |
資本金 | 607,149,150円 (資本準備金含む)(2018年5月末時点) |
事業内容 | 太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等 |
太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業ということで公式サイトでもわかる通り「自然とともに生きる」をテーマにされていることがわかります。
まとめ
自然電力のでんきは市場連動型なので価格が変動します。なので価格が高騰すると電気料金が上がりますし、そうでない場合は電気料金が安くなります。2021年1月のような価格高騰が起こることもあるので注意が必要になります。ここはおさえておくべきポイントです。利用するならキャンペーンなどお得に利用するようにすると良いと思います。
電気料金も変わる可能性があるので最終確認は公式サイトでお願いします。
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