ここでは新電力サービスとしてソフトバンクが提供する「おうちでんき」について紹介したいと思います。
ソフトバンクなのでソフトバンクユーザーはもしかしたら「特典とかもあるのでは?」「お得なのかも?」と思っている方も多いかと思います。
実際ありますね。
ではおうちでんき(ソフトバンクでんき)の口コミ・評判・デメリット・他の新電力会社と比較をしてみたいと思います。
ここでは
・おうちでんきの料金プランの特徴
・おうちでんきとその他の電力会社と比較
・おうちでんきのメリット・デメリット
・おうちでんきの評判・口コミ・感想
・おうちでんきがおすすめの方
といった流れで紹介していきたいと思います。
会社の説明は不要ですよね。
ソフトバンク株式会社ということでみなさんご存知かと思います。
ではまず先におうちでんきでおさえておきたいポイントをまとめて紹介します。
おうちでんきのチェックポイント
・解約事務手数料(500円)かかる
・ソフトバンク回線など1回線あたり月額100円の割引
・対象エリアは北海道電力エリア|東北電力エリア|東京電力エリア|中部電力エリア|関西電力エリア|中国電力エリア|四国電力エリア|沖縄電力エリア
というところでしょうか。
あとおうちでんきはお得なキャンペーンをたまにやっているのでチェックです。
では料金プランを見ていきたいと思います。
おうちでんきの料金プラン
北海道電力エリア
税込 | ||
基本料金 | 契約電流10Aにつき | 341円00銭 |
(契約電流15Aの場合) | (511円50銭) | |
契約電流1kVAにつき | 341円00銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 23円73銭 |
120kWhを超え280kWhまでの1kWhにつき | 29円95銭 | |
280kWhを超える1kWhにつき | 33円64銭 | |
最低月額料金 | – | 250円80銭 |
※2021年3月5日時点
東北電力エリア
税込 | ||
基本料金 | 契約電流10Aにつき | 330円00銭 |
(契約電流15Aの場合) | (495円00銭) | |
契約電流1kVAにつき | 330円00銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 18円39銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 25円07銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 28円98銭 | |
最低月額料金 | – | 261円80銭 |
※2021年3月5日時点
東京電力エリア
税込 | ||
基本料金 | 契約電流10Aにつき | 286円00銭 |
(契約電流15Aの場合) | (429円00銭) | |
契約電流1kVAにつき | 286円00銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 19円68銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 26円21銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 30円26銭 | |
最低月額料金 | – | 235円84銭 |
※2021年3月5日時点
中部電力エリア
税込 | ||
基本料金 | 契約電流10Aにつき | 286円00銭 |
(契約電流15Aの場合) | (429円00銭) | |
契約電流1kVAにつき | 286円00銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 20円82銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 25円25銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 28円17銭 | |
最低月額料金 | – | 258円24銭 |
※2021年3月5日時点
関西電力エリア
税込 | ||
最低料金 | 最初の15kWhまで | |
電力量料金 | 15kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | ||
300kWhを超える1kWhにつき |
※2021年3月5日時点
中国電力エリア
税込 | ||
最低料金 | 最初の15kWhまで | 336円87銭 |
電力量料金 | 15kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 20円55銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 27円16銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 29円26銭 |
※2021年3月5日時点
四国電力エリア
税込 | ||
最低料金 | 最初の11kWhまで | 411円40銭 |
電力量料金 | 11kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 20円16銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 26円72銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 30円19銭 |
※2021年3月5日時点
九州電力エリア
提供なし
沖縄電力エリア
税込 | ||
最低料金 | 最初の11kWhまで | 402円40銭 |
電力量料金 | 11kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 22円72銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 28円20銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 30円16銭 |
※2021年3月5日時点
といった料金体系になっています。
2020年とは若干料金に変動が出ているエリアもありますね。
ここで「おうちでんき」と「東京電力」、「おうちでんき」と「関西電力」で比較してみたいと思います。
「おうちでんき」と「東京電力(従量電灯B)」を比較
おうちでんき | 東京電力従量電灯B | ||
基本料金 | 10A | 286 | 286 |
15A | 429 | 429 | |
20A | 572 | 572 | |
30A | 858 | 858 | |
40A | 1144 | 1144 | |
50A | 1430 | 1430 | |
60A | 1716 | 1716 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 19.68 | 19.88 |
120kWhをこえ300kWhまで | 26.21 | 26.48 | |
300kWhをこえる | 30.26 | 30.57 |
基本料金は同じで電力量料金がお得になるということです。
実際に計算すると若干おうちでんきがお得になっています。
おうちでんき | 東京電力従量電灯B | |
20A150kWh | 3719.90 | 3752 |
20A300kWh | 7651.40 | 7724 |
30A150kWh | 4005.90 | 4038 |
30A300kWh | 7937.40 | 8010 |
40A200kWh | 5602.40 | 5648 |
40A400kWh | 11249.40 | 11353 |
50A300kWh | 8509.40 | 8582 |
50A500kWh | 14561.40 | 14696 |
では関西エリアはというと
「おうちでんき」と「関西電力(従量電灯A)」を比較
じゃあ何が違うのってところですが、まず「おうちでんき」と「関西電力(従量電灯A)」で比較してみたいと思います。
比較すると若干おうちでんきが安くなることがわかります。
おうちでんき | 関西電力「従量電灯A」 | ||
最低料金 | 最初の15kWhまで | 285.00 | 341.02 |
電力量料金 | 15kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 20.30 | 20.32 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 24.10 | 25.8 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 27.80 | 29.29 |
これを計算するとこういった感じになります。
おうちでんき | 関西電力従量電灯A | |
150kWh | 3139.50 | 3248.62 |
200kWh | 4344.50 | 4538.62 |
300kWh | 6754.50 | 7118.62 |
400kWh | 9534.50 | 10047.62 |
500kWh | 12314.50 | 12976.62 |
他の地域も調べてみてもらうとわかると思いますが、若干安くなっています。
ということはどういうことかというと
ということです。
電力サービスをいろいろシミュレーションしてみるとわかるのですが、他の電力会社のプランでは月の電気使用量が少ない家庭の場合、旧電力会社(関西電力など)よりも割高になってしまう場合が多いです。
ただ、この料金体系だと電力使用量が少ない一人暮らしの家庭などでもお得になります。
逆に電気使用量が多い家庭の場合は他の電力会社の方が安くなる可能性があります。
そこでさらに他の電力会社と比較してみたいと思います。
おうちでんきとその他の電力会社と比較してみる
ここではおうちでんきとおすすめの「あしたでんき」と「エルピオでんき」とで比較してみたいと思います。
東京電力エリアで比較
まずは東京電力従量電灯Bプラン相当で比較してみたいと思います。
月 | おうちでんき | あしたでんき 標準プラン | エルピオでんき スタンダードプランS |
20A150kWh | 3719.90 | 3900 | ー |
20A300kWh | 7651.40 | 7800 | ー |
30A150kWh | 4005.90 | 3900 | 4286.52 |
30A300kWh | 7937.40 | 7800 | 7829.52 |
40A200kWh | 5602.40 | 5200 | 5661.04 |
40A400kWh | 11249.40 | 10400 | 10385.04 |
50A300kWh | 8509.40 | 7800 | 8257.29 |
50A500kWh | 14561.40 | 13000 | 12981.29 |
おうちでんきで確認 | あしたでんきを確認 | エルピオでんきを確認 |
※エルピオでんきの30Aはスタンダードプランライト30Aと比較
A(アンペア)が低く、電力使用量が少ない場合はおうちでんき、それ以外はあしたでんきかエルピオでんきがお得になっています。
東京電力エリアでおすすめの電力会社をまとめて紹介してしていますので良かったらチェックしてみてください。
関西エリアで比較
関西エリアではあしたでんきとエルピオでんきではあしたでんきが全部お得になるのであしたでんきのみと比較します。
おうちでんき | あしたでんき 標準プラン | |
150kWh | 3139.50 | 3300 |
200kWh | 4344.50 | 4400 |
300kWh | 6754.50 | 6600 |
400kWh | 9534.50 | 8800 |
500kWh | 12314.50 | 11000 |
おうちでんきで確認 | あしたでんきを確認 |
そうするとこちらでも150kWhなど電力使用量が少ない場合はおうちでんきでそれ以外はあしたでんきがお得になっています。
電力料金だけならおうちでんきはそれほどお得ではないことがわかります。
おうちでんきの場合はそこに「ソフトバンクの通信回線サービス1回線につき月100円割引」と「従量料金毎月1%割引」があります。
関西電力エリアでおすすめの電力会社をこちらでまとめて紹介しているので良かったらチェックしてみてください。
ではここでおうちでんきと割引などメリットやその他デメリットを紹介したいと思います。
おうちでんきのメリット・デメリット
おうちでんきのメリット
ソフトバンクやワイモバイルの携帯電話やインターネットを利用していてかつ回線が多いほどお得になる!
ソフトバンクの通信回線サービスをいろいろ使っている方はソフトバンクの通信回線サービス1回線につき月100円割引受けられるのでお得になります。
もし家族二人がソフトバンク回線なら月200円割引ということになります。
従量料金毎月1%割引
従量料金とは上の表でいうと「電力量料金」のところでもし1ヵ月の電力量料金が200kWhだった場合、東京電力エリアで計算すると120kWh×19.68+80kWh×26.21=4458.4円で4458.4円の1%割引なので44.584円の割引になるということです。
一人暮らしや電気料金を使っていない人でも少しお得になる
基本料金無料+従量料金一律の新電力会社(あしたでんきや楽天でんきなど)のサービスが多いですが、これだと一人暮らしやあまり電気を使わない家庭は割高になってしまう可能性が高いです。
おうちでんきの場合、料金表を見比べてもらうとわかると思いますが、従来の電力会社より少し料金が安くなっているのがわかると思います。
ということは一人暮らしなどで電気をあまり使わない家庭でも基本的には安くなるということですね。
おうちでんきのデメリット
解約事務手数料がかかる
プランを解約する場合は、解約事務手数料(500円)がかかります。と公式サイトに記載されています。
解約事務手数料0円という電力会社も多いのでここはデメリットかと思います。
では口コミや評判を見てみたいと思います。
おうちでんきの評判・口コミ・感想
レビュー・口コミを書いてみる | |
これ私の話ですけど、ソフトバンクショップに行った時の話で、おうちでんきがキャンペーンをやっていておとくですよ!ということでじゃあ契約という話になったんですけど、
そのすぐ後にソフトバンクの店員さんが調べてみると一度東京電力や関西電力と契約してからでないとできないということでした。
それで結局おうちでんきにはしなかったのですが、ソフトバンクの代理店の人は電力担当でも意外に知らないこともあったて、強引ではないですけど、なんとか契約してほしいというのが見えてましたね。というお話です。
昨日からずっと電力会社変えるか買えないかで頭抱えてる。
ソフトバンクの「おうちでんき」キャンペーンになってから申し込んだ方がお得だよな。辞めとくか。— つがり~ (@tsugarii) 2019年2月6日
ここでおうちでんきのポイントの一つでキャンペーンがあります。
おうちでんきを利用するならキャンペーンもチェック
おうちでんきはキャンペーンが魅力的なことがあります。
例えば「初月のでんき代を無料」などです。
これって大家族で1ヵ月の電気料金が2万以上とかの家庭ならとてもお得ですよね。
ちなみにキャンペーンは行われていないこともありますし、条件が変わっている可能性もありますので公式サイトで確認してみてください。
おうちでんきがおすすめの方「特典・割引」
ここで先におうちでんきを使うのにおすすめの方を紹介したいと思います。
おうちでんきがお得な方は
・家庭でソフトバンク回線を多く利用している方
かなと思います。
ソフトバンクやワイモバイルの携帯電話やインターネットを利用している方であれば1回線あたり月額100円の割引が最大10回線まで適用される「おうち割 でんきセット(M)」が付いたおトクなプランがあります。
ソフトバンクやワイモバイルの携帯電話やインターネットを利用している回線が多いほどお得になるというわけです。
そして、料金体系を見てもらうとわかる通り電力使用量が少ない家庭がお得になります。
電気料金だけで言うと電気使用量が多い家庭では上のシミュレーションでもわかる通りおうちでんきより他の電力会社の方がお得になる可能性が高いです。
おうちでんき(ソフトバンクでんき)はどういった方におすすめで押さえておくポイント
・キャンペーンが魅力的なタイミングで利用する(電気代初月無料など)
・一人暮らしなど電気使用量が少ない家庭
・一人暮らしなど電気使用量が少ない家庭でも他にお得になる電力会社もある
・電力使用量が多い家庭なら他の電力会社の方が良いかも
ソフトバンクユーザーであることは必須かも
ソフトバンクユーザーの方なら1回線あたり月額100円の割引ですしおうちでんきにするのか検討するならソフトバンクユーザーというところは必須でしょうか。
キャンペーンが魅力的なタイミングで利用する(電気代初月無料など)
おうちでんきを利用するならお得なキャンペーンのタイミングで利用することが前提かなと思います。
電気代初月無料とかのキャンペーンだと月によっては1万円以上の電気料金になったりすることもあると思いますのでそれが無料なら結構大きいですね。
ただ、継続して利用することを考えると料金的には他の電力会社のプランの方がお得なところもあるのでそこは頭に入れておくべきかと思います。
一人暮らしなど電気使用量が少ない家庭
料金体系が旧電力会社(東京電力や関西電力の旧プラン)より少しお得になっているので一人暮らしなど電力使用量が少ない家庭にもおすすめです。
ソフトバンクユーザーなら割引もありますし、こういった方には選択肢の一つかなと思います。
一人暮らしなど電気使用量が少ない家庭でも他にお得になる電力会社もある
おうちでんきもおすすめの一つですが、他にも同じような料金体系で一人暮らしなど電力使用量が少ない家庭にもおすすめの電力サービスはあります。
HTBエナジー「たのしいでんき」や自然電力のでんき「SE Debut」なども選択肢ですし、huluの利用料金を負担してくれる丸紅新電力「Hプラン」もおすすめです。
電力使用量が多い家庭なら他の電力会社の方が良いかも
電力使用量が多い家庭なら他にもお得になる電力サービスはいくつかあります。
年間どれくらいの電気使用量かにもよりますが、「エルピオでんき」や「自然電力のでんき「SE30%」」などはチェックですね。
ただ、ここでおうちでんきのキャンペーンが魅力的な場合、おうちでんきもいいですし、エルピオでんきや自然電力のでんきも魅力的なキャンペーンも行っているのでそのあたりも加味し比較してみると良いと思います。
まとめ
ソフトバンクユーザーの一人暮らしで電気をあまり使わないのであればおうちでんきは選択肢の一つですね。
ただ、電力使用量が多い家族では別の電力会社のプランが良いかと思います。
ただ、おうちでんきのキャンペーンが魅力的だったりするのでそこも加味すると迷うところだと思います。
ちょっと比較が難しいですけど、あなたの家庭状況で比較して計算してみるのが一番だと思います。
電気料金も変わる可能性があるので最終確認は公式サイトでお願いします。
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