スマ電を聞いたことがある方も多いと思います。
2016年4月にサービスを開始して500店舗以上の「スーパーマーケットで買える電気」ということで話題になりました。
やっぱり気になるのがその電気料金やプランですよね。
そこでスマ電の料金・デメリット・他の新電力会社と比較してどうなのかなどを紹介していきたいと思います。
ここでは
・スマ電の会社概要
・スマ電の料金プランの特徴
・スマ電と旧電力会社を比較
・スマ電と他の新電力会社と比較
・スマ電の口コミ・評判
・スマ電のまとめ
とうところを紹介していきたいと思います。
スマ電のチェックポイント
ではまず先におさえておきたいポイントをまとめると
・電力供給エリアでお得かどうかも変わってくる
・対象エリアは東京電力エリア|中部電力エリア|北陸電力エリア|関西電力エリア|中国電力エリア|四国電力エリア|九州電力エリア
というところでしょうか。
まず電力供給エリアはいろいろあるわけですけど、一般家庭向けのホームプランでは割引率や方法など電力エリアで違います。
なのでエリアによって電気料金がお得かどうかも変わってきます。
料金プランは下で紹介しているのでまたチェックしていただければと思います。
まずはどういった会社がわからないと思いますので会社概要から紹介していきます。
スマ電の会社概要
会社名 | 株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ |
本社所在地 | 東京都千代田区麹町3-7-4 秩父屋ビル |
設立 | 2004年 2月 |
資本金 | 245百万円(2016年6月期末) |
事業内容 | エネルギー・マネジメント スーパーマーケットの電気小売支援サービス など |
電力自由化前からエネルギー関連の事業を行っている企業ですね。
従業員80名ほどと大きな会社ではないですけど、主要株主は伊藤忠商事株式会社など大手です。
では気になるスマ電の料金プランの特徴を紹介していきたいと思います。
スマ電の料金プランの特徴
まずプランは
「ショッププラン」:電力消費が多いお店など向け
「ゼロ得ひるプラン」:平日9~18時の電気代が10%OFF
「ゼロ得よるプラン」:平日20~24時および0~6時の電気代が10%OFF
があります。
名前の通り一般家庭で使うホームプランとお店内電力消費が多い場合向けのショッププランです。
最近では「ゼロ得ひるプラン」は「ゼロ得よるプラン」ができて時間帯によってお得になるプランでこれは東京電力、中部電力、関西電力エリアが対象になっています。
ということでここでは一般家庭向けの「ホームプラン」で見ていきたいと思います。
先にお伝えしておくこととしては
ということがあります。
ちょっとあなたの供給エリアと違うエリアを見比べてみてください。
では一つ一つプランを紹介していきます。
ホームプラン
東京電力エリア(従量電灯Bプラン相当) ぐーんと!スマ得ホームプラン
基本料金 | 料金単価 | |
アンペア(A) | 東京電力 | スマ電 |
30アンペア(A) | 858.00円 | |
40アンペア(A) | 1,144.00円 | 894.00円 |
50アンペア(A) | 1,430.00円 | 930.00円 |
60アンペア(A) | 1,716.00円 | 1,216.00円 |
電力量料金 | 東京電力 | スマ電 | |
第1段階料金 | 最初の120kWhまで | 19.88円/kWh × 利用量 | 19.76円/kWh × 利用量 |
第2段階料金 | 120kWhを超え300kWhまで | 26.48円/kWh × 利用量 | 25.87円/kWh × 利用量 |
第3段階料金 | 300kWhを超える分 | 30.57円/kWh × 利用量 | 25.97円/kWh × 利用量 |
東京電力との割引率でみるとこんな感じになります。
基本料金(1契約あたり) | ||
40アンペア(A) | 50アンペア(A) | 60アンペア(A) |
250円/月割引 | 500円/月割引 | 500円/月割引 |
電力量料金(1kWhあたり) | ||
最初の120kWhまで | 120kWhを超え300kWhまで | 300kWhを超える分 |
0.6%割引 | 2.3%割引 | 15%割引 |
中部電力エリア(従量電灯Bプラン相当) しっかり!スマ得ホームプラン
基本料金 | 料金単価 | |
アンペア(A) | 中部電力 | スマ電 |
30アンペア(A) | 858.00円 | 558.00円 |
40アンペア(A) | 1,144.00円 | 844.00円 |
50アンペア(A) | 1,430.00円 | 1,130.00円 |
60アンペア(A) | 1,716.00円 | 1,416.00円 |
電力量料金 | 中部電力 | スマ電 | |
第1段階料金 | 最初の120kWhまで | 20.98円/kWh × 利用量 | |
第2段階料金 | 120kWhを超え300kWhまで | 25.16円/kWh × 利用量 | |
第3段階料金 | 300kWhを超える分 | 26.79円/kWh × 利用量 |
北陸電力エリア(従量電灯Bプラン相当) 北陸 スマ得ホームプラン
基本料金 | 料金単価 | |
アンペア(A) | 北陸電力 | スマ電 |
30アンペア(A) | 726.00円 | 426.00円 |
40アンペア(A) | 968.00円 | 668.00円 |
50アンペア(A) | 1,210.00円 | 910.00円 |
60アンペア(A) | 1,452.00円 | 1,152.00円 |
電力量料金 | 北陸電力 | スマ電 | |
第1段階料金 | 最初の120kWhまで | 17.82円/kWh × 利用量 | |
第2段階料金 | 120kWhを超え300kWhまで | 21.74円/kWh × 利用量 | |
第3段階料金 | 300kWhを超える分 | 23.45円/kWh × 利用量 | |
最低月額料金(1契約あたり) | 181.39円 |
関西電力エリア(従量電灯Aプラン相当) あんしん!スマ得ホームプラン
月額電気料金が8,000円以上の月は5%割引
中国電力エリア(従量電灯Aプラン相当) ごっそり!スマ得ホームプラン
四国電力エリア(従量電灯Aプラン相当)四国 スマ得ホームプラン
九州電力エリア(従量電灯Bプラン相当) きゅっと!スマ得ホームプラン
基本料金 | 料金単価 | |
アンペア(A) | 九州電力 | スマ電 |
30アンペア(A) | 891.00円 | 741.00円 |
40アンペア(A) | 1,188.00円 | 1,038,00円 |
50アンペア(A) | 1,485.00円 | 1,335.00円 |
60アンペア(A) | 1,782.00円 | 1,632.00円 |
電力量料金 | 九州電力 | スマ電 | |
第1段階料金 | 最初の120kWhまで | 17.46円/kWh × 利用量 | |
第2段階料金 | 120kWhを超え300kWhまで | 23.06円/kWh × 利用量 | |
第3段階料金 | 300kWhを超える分 | 26.06円/kWh × 利用量 |
この料金プランを見て言えることは上でも書きましたけど、供給エリアでかなり得する人とそうでない人がわかれるということです。
たとえば東京電力エリアで電力を結構使うという方はお得になる可能性が高く、関西電力エリアであまり電力を使わない方はほぼ関西電力の料金と変わらない料金になるということがわかります。
ちなみに私は関西電力エリアでそんなに電力を使わないので、私がスマ電のホームプランに変えても1円もお得にならないということです。
そして、以前は関西電力エリアだけ、お得感があまりないからなのか解約手数料がかからないということだったのですが、その解約手数料の記載がなくなっています。
いろいろ調べたのですが、「契約期間は6ヶ月で供給開始日から初回の契約満了日までの間に解約すると解約手数料2,200円(税込)がかかる」という記載がなくなっていました。
ということで
ということが言えます。
ではどれくらいお得になるのかスマ電と旧電力会社を実際にいくつかの電力使用量で計算して比較してみたいと思います。
スマ電と旧電力会社を比較
まずは東京電力エリアのスマ電のホームプランと東京電力従量電灯Bで比較してみたいと思います。
月 | スマ電ホームプラン | 東京電力従量電灯B |
10A100kWh | ー | 2274 |
20A150kWh | ー | 3752 |
20A300kWh | ー | 7724 |
30A200kWh | 5298.80 | 5362 |
30A300kWh | 7885.80 | 8010 |
40A200kWh | 5334.80 | 5648 |
40A400kWh | 10518.80 | 11353 |
50A300kWh | 7957.80 | 8582 |
50A500kWh | 13151.80 | 14696 |
60A600kWh | 16034.80 | 18039 |
全体的にお得になります。
では関西電力エリアでスマ電のホームプランと関西電力従量電灯Aで比較してみたいと思います。
月 | スマ電ホームプラン | 関西電力従量電灯A |
100kWh | 2068.22 | 2068.22 |
150kWh | 3248.62 | 3248.62 |
200kWh | 4538.62 | 4538.62 |
300kWh | 7118.62 | 7118.62 |
400kWh | 9545.24 | 10047.62 |
500kWh | 12327.79 | 12976.62 |
600kWh | 15110.34 | 15905.62 |
700kWh | 17892.89 | 18834.62 |
電気料金が8,000円以上から5%割引なのでここでは400kWhから割引になってちょっとおとくになります。
ではスマ電と他の電力会社と比較してみたいと思います。
スマ電と他の電力会社と比較
まずは東京電力エリアの東京電力従量電灯B相当のプランで比較してみたいと思います。
月 | スマ電 ホームプラン | あしたでんき 標準プラン | エルピオでんき スタンダードプランS | シン・エナジー きほんプラン | 楽天でんき プランS |
10A100kWh | ー | 2600 | ー | ー | ー |
20A150kWh | ー | 3900 | ー | ー | ー |
20A300kWh | ー | 7800 | ー | ー | ー |
30A200kWh | 5298.80 | 5200 | 5237.2 | 5111.14 | 5300 |
30A300kWh | 7885.80 | 7800 | 7540.2 | 7589.14 | 7950 |
40A200kWh | 5334.80 | 5200 | 5190 | 5367.25 | 5300 |
40A400kWh | 10518.80 | 10400 | 10071 | 10616.25 | 10600 |
50A300kWh | 7957.80 | 7800 | 7750.4 | 8101.36 | 7950 |
50A500kWh | 13151.80 | 13000 | 12906.4 | 13643.36 | 13250 |
60A600kWh | 16034.80 | 15600 | 15753.24 | 16670.48 | 15900 |
あしたでんきを確認 | エルピオでんきを確認 | シン・エナジーを確認 | 楽天でんきを確認 |
他の電力会社の方がお得になる場合が多いですね。
東京電力エリアでおすすめの電力会社をまとめて紹介してしていますので良かったらチェックしてみてください。
では関西電力エリアでも比較してみたいと思います。
月 | スマ電 ホームプラン | あしたでんき 標準プラン | 楽天でんき プランS | シン・エナジー きほんプラン |
100kWh | 2068.22 | 2200.00 | 2250.00 | 1988.26 |
150kWh | 3248.62 | 3300 | 3375 | 3099.36 |
200kWh | 4538.62 | 4400 | 4500 | 4290.86 |
300kWh | 7118.62 | 6600 | 6750 | 6673.86 |
400kWh | 9545.24 | 8800 | 9000 | 9403.86 |
500kWh | 12327.79 | 11000 | 11250 | 12133.86 |
600kWh | 15110.34 | 13200 | 13500 | 14863.86 |
700kWh | 17892.89 | 15400 | 15750 | 17684.02 |
あしたでんきを確認 | シン・エナジーを確認 | 楽天でんきを確認 |
関西電力エリアでも他の電力会社がお得になるという計算結果になりました。
関西電力エリアでおすすめの電力会社をこちらでまとめて紹介しているので良かったらチェックしてみてください。
今度は中部電力エリアの中部電力従量電灯B相当のプランで比較してみたいと思います。
スマ電 ホームプラン | あしたでんき 標準プラン | エルピオでんき スタンダードプランS | ENEOSでんき 中部Bプラン | HTBエナジー ウルトラ&プライム中部 | シン・エナジー きほんプラン | ピタでん 使った分だけ | 楽天でんき プランS | |
10A100kWh | ー | 2600 | ー | 2371 | ー | ー | 2571 | ー |
20A150kWh | ー | 3900 | ー | 3817.1 | 3789.46 | ー | 3856.5 | ー |
20A300kWh | ー | 7800 | ー | 7532.6 | 7543.96 | ー | 7713 | ー |
30A200kWh | 5,088 | 5200 | 5467.52 | 5341.6 | 5104.52 | 5182.55 | 5142 | 5300 |
30A300kWh | 7,604 | 7800 | 7829.52 | 7818.6 | 7505.52 | 7569.55 | 7713 | 7950 |
40A200kWh | 5,374 | 5200 | 5661.04 | 5627.6 | 5258.08 | 5459.19 | 5142 | 5300 |
40A400kWh | 10,569 | 10400 | 10385.04 | 10753.6 | 10229.08 | 10370.19 | 10284 | 10600 |
50A300kWh | 8,176 | 7800 | 8257.29 | 8390.6 | 7777 | 8119.85 | 7713 | 7950 |
50A500kWh | 13,534 | 13000 | 12981.29 | 13688.6 | 12485 | 13167.85 | 12855 | 13250 |
60A600kWh | 16,499 | 15600 | 15669.22 | 16623.6 | 14982 | 15966.51 | 15426 | 15900 |
あしたでんきを確認 | エルピオでんきを確認 | ENEOSでんきを確認 | HTBエナジーを確認 | シン・エナジーを確認 | ピタでんを確認 | 楽天でんきを確認 |
中部電力エリアでは電力使用量によってはスマ電ホームプランもなかなかお得になる場合もあります。
中部電力エリアでおすすめの電力会社をこちらでまとめて紹介しているので良かったらチェックしてみてください。
ではスマ電のメリット、デメリットを見てみたいと思います。
スマ電のメリット・デメリット
スマ電のデメリット
電力供給エリアでお得感が大きく変わる
上でも紹介した通り料金プランを見てみると供給エリアでかなり違いがあります。
なのであなたのお住いのエリアがどうなのかを見て比較することが大切です。
スマ電のメリット
解約手数料がかからない
以前は解約手数料がかかっていた記憶がありますが、現在は解約手数料がかかりません。
解約に関しては電話での連絡になります。
以前は解約手数料が2,000円だったのですが、現在は解約手数料がかからないと公式でも記載されています。
供給エリア、電力使用量によってはお得になる可能性も
供給エリアによって料金が全然違うので供給エリアによってはお得になる可能性もあります。
あなたのお住いのエリアで比較してみると良いと思います。
キャンペーンでお得に
スマ電の公式サイトでも「料金プランキャンペーン」などがありますが、それよりもエネチェンジでお得なキャンペーンが行われている可能性があります。
時期にもよりますが、これを書いている現時点では「最大9,000円分のAmazonギフト券」のキャンペーンがありました。
エネチェンジでチェックしてお得なキャンペーンがあるならエネチェンジからが良いと思います。
スマ電の口コミ・評判
レビュー・口コミを書いてみる | |
電気をスマ電に替えて6ヶ月たったから
Amazonギフトカード9000円もらえた
うれしー🥳株の利益より嬉しか感じるのは、半年も待ったからかな〜☺️
— みー🦄初めての投資(育休中) (@investor_mi) May 1, 2020
うちも楽天電気よ‼️マチエネ→スマ電から乗り換えてきた。いまのマンション50アンペアだから基本料金無いとこが安いみたい!
まあ、この3ヶ月休校だから電気代高めよ( ノД`)… SwitchにPS4にパソコンに 子どもたちの学校支給のタブレットにチャレンジタブレット。
— ぴよこりんひな (@piyokorinhina) May 11, 2020
スマ電にかえてから1年が経った。電気代、月平均3,277円。最安が5月の2,608円、最高が8月の4,776円。4人家族とは思えない数字。
— みなみ (@MICHINOHASHI) March 8, 2020
スマ電→楽天エナジーに変更
純粋な電気料金だけならスマ電のほうが若干安かったけど、楽天ポイントの出口として楽天でんきを利用することに!楽天経済圏にどっぷりはまってしまう!— うめこ 転妻 育休代理専門派遣社員 (@umecotentsuma) November 6, 2019
スマ電まとめ
スマ電は個人向けのホームプランやショップ向けのショッププランなどがあるんですけど料金体系を見てみるとホームプランはそんなにお得にならないかもしれませんね。
ただ、エリアによって全然違うのとキャンペーンをうまく利用するとお得になったりするのでチェックされても良いとは思います。
2020年12月3日更新
料金やサービスなど変更されている可能性があるので公式サイトで確認してください。
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