楽天ガスが10月26日(月)から都市ガスの新規お申込み受付をスタートさせましたね。
都市ガスに関してはなかなか参入障壁が高いということで参入する企業が少ない野ですが、楽天もサービスを開始しています。
ということで楽天ガスの都市ガスのサービスについて、特徴なども紹介しながらメリット・デメリット、他の都市ガスとの比較などをしてみていきたいと思います。
ここでは
・楽天ガスの都市ガスの料金プランと特徴
・楽天ガスの都市ガスとレモンガスを比較
・楽天でんきと他の電力会社を比較
・楽天ガスの都市ガスはお得なのか
・まとめ
とう流れで紹介していきたいと思います。
楽天ガスの都市ガスのチェックポイント
まず最初に楽天ガスのサービスで押さえておきべきポイントを紹介したいと思います。
・エリアは「東京ガス」「東邦ガス」「関電ガス」エリア
・料金は関東エリアは東京ガスの「一般料金」、中部地方は東邦ガスの「がすてきトクトク料金」、関西地方は大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」とそれぞれ同じ料金体系
・楽天でんきと楽天ガスをセットで利用すると電気利用料金とガス利用料金それぞれ100円につき「楽天ポイント」が1ポイント付与
・楽天ガスのみは申し込みできない模様(楽天ガスのみを申し込むフォームが確認できない)
・楽天ガスを解約した場合の解約金は発生しないと記載あり
楽天ガスは都市ガスのサービス
まず楽天ガスは都市ガスのサービスになります。
プロパンガス(LPガス)の方は利用できないということです。
エリアは「東京ガス」「東邦ガス」「関電ガス」エリア
対象エリアはエリアは「東京ガス」「東邦ガス」「関電ガス」エリアになっていて、細かく紹介すると
中部地方は東邦ガスエリア【愛知、岐阜、三重など(一部の地域を除く)】
関西地方は関電ガスエリア【大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山など(一部の地域を除く)】
などとなっています。
県全部が対象ではないので注意です。
料金は関東エリアは東京ガスの「一般料金」、中部地方は東邦ガスの「がすてきトクトク料金」、関西地方は大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」とそれぞれ同じ料金体系
料金は楽天ガス独自の料金体系ではなく、
中部地方は東邦ガスの「がすてきトクトク料金」
関西地方は大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」とそれぞれ同じ料金体系
となっています。
ここでそれだったら東京ガスの「一般料金」でいいのでは?と思うかもしれませんが、楽天ポイントがついたりする分お得になる可能性もあるということでこれに関しては後程紹介したいと思います。
楽天でんきと楽天ガスをセットで利用すると電気利用料金とガス利用料金それぞれ100円につき「楽天ポイント」が1ポイント付与
楽天ガスを利用することでガス利用料金に100円に対して1ポイントの楽天ポイントが付くのでお得です。
楽天ユーザーの方には嬉しいですね。
ただし、SPUは現時点(2021年1月10日)では対象外で楽天でんきが+0.5倍ということになっています。
今後は変更になる可能性もあります。
楽天ガスのみは申し込みできない模様(楽天ガスのみを申し込むフォームが確認できない)
私が確認したところでは電気は楽天ではない電力会社で都市ガスのみ楽天ガスというのはできないようです。
申し込みフォームが楽天でんきと楽天ガスをセットで申し込む用と、楽天でんきをすでに利用していてこれから楽天ガスを申し込む方向けのフォームしか確認できませんでした。
楽天ガスを解約した場合の解約金は発生しないと記載あり
公式サイトにも
の問いに
「解約金は発生いたしません。」
という記載を確認しました。
といったところはまずは楽天ガスに関して抑えてくポイントかなと思います。
では次は楽天ガスの都市ガスの料金プランと特徴を見ていきたいと思います。
楽天ガスの都市ガスの料金プランと特徴
一番気になる楽天ガスの料金ですが、
料金は楽天ガス独自の料金体系ではなく、
中部地方は東邦ガスの「がすてきトクトク料金」
関西地方は大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」
とそれぞれ同じ料金体系となっています。
「楽天ガスsupplied by 東邦ガス プランS」=東邦ガスの「がすてきトクトク料金」
「楽天ガス supplied by 関西電力 プランS」=大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」
ということですね。
例えば東京ガスの東京地区の方は楽天ガスでも料金は掲載されていますし、東京ガスで「一般料金」をチェックすると良いと思います。
ではお得なのかというところですよね。
ここで楽天ガス(東京ガス)の都市ガスとレモンガスの都市ガスを東京地区等で比較してみたいと思います。
楽天ガスの都市ガスとレモンガスを比較
レモンガスは東京ガスの東京地区等で都市ガスを販売していて結構お得になるプランがあります。
そこで楽天ガス(東京ガス)の都市ガスとレモンガスわくわくプランで比較してみたいと思います。
まずは料金表で比較してみたいと思います。
一か月のガスご使用量 | 一般契約基本料金 | 基準単位料金 | |||
レモンガスわくわくプラン | 楽天ガス(東京ガス)一般料金 | レモンガスわくわくプラン | 楽天ガス(東京ガス)一般料金 | ||
A表 | 0㎥から20㎥まで | 759 | 759 | 138.04 | 145.31 |
B表 | 20㎥をこえ80㎥まで | 1,041.13 | 1056 | 123.94 | 130.46 |
C表 | 80㎥をこえ200㎥まで | 1,208.99 | 1232 | 121.84 | 128.26 |
D表 | 200㎥をこえ500㎥まで | 1,834.35 | 1892 | 118.71 | 124.96 |
E表 | 500㎥をこえ800㎥まで | 6,015.37 | 6292 | 110.35 | 116.16 |
F表 | 800㎥をこえる場合 | 11,865.73 | 12452 | 103.04 | 108.46 |
これを見ただけでレモンガスがお得になることがわかります。
レモンガスわくわくプランは東京ガス(東京地区等)一般契約の基準単位料金(=使用量に応じた料金)より5%安くなるように設定されています。
安くなるしかないですね。
実際にいくつかのガス使用量で計算してみたいと思います。
レモンガス わくわくプラン | 楽天ガス(東京ガス) (東京地区等)一般料金 | |
5m³ | 1449.2 | 1,485.55 |
10m³ | 2139.4 | 2,212.10 |
20m³ | 3519.8 | 3,665.20 |
30m³ | 4759.33 | 4,969.80 |
40m³ | 5998.73 | 6,274.40 |
50m³ | 7238.13 | 7,579.00 |
計算結果では月数十円から数百円お得になります。
正直ガスってそこまで大きな差にはならないんですよね。
ただ、中部地方や関西地方の場合はちょっと違います。
東京ガスの東京地区等は都市ガスの選択肢がいくつかありますが、中部地方や関西地方は他に都市ガスの選択肢があまりありません。
もし普通の都市ガスの旧プランのままならこちらの
東邦ガスの「がすてきトクトク料金」や大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」に変更することはアリかと思います。
東邦ガスの「がすてきトクトク料金」
東邦ガスの「がすてきトクトク料金」は一般料金よりも税込でこれだけお得になるということです。
月間使用量 | 0m3 | 10m3 | 20m3 | 30m3 | 40m3 |
2年間のおトク額 | 0円 | 約400円 | 約800円 | 約1,900円 | 約3,000円 |
大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」
大阪ガスの「GAS得プランもっと割料金」は一般料金に比べて約3%お得になるということで関西地方の都市ガスに関しては他の選択肢はほとんどないので一般料金のままなら変更した方がお得で良いかもしれません。
で結局楽天ガスの都市ガスはお得なのかです。
楽天ガスの都市ガスはお得なのか
まず楽天ガスは楽天でんきを利用しているかセットで利用しないと利用できないようになっています。
ということは楽天でんきがお得かどうかも関係してくるわけですよね。
でここで楽天でんきの料金ですが、他の電力会社と電気料金を比較したものがこちらになります。
楽天でんきと他の電力会社を比較
東京電力エリアで楽天でんきと他の電力会社を比較
比較するのはあしたでんき、エルピオでんき、HTBエナジーで、東京電力エリア従量電灯B相当のプランで比較してみたいと思います。
楽天でんき プランS | あしたでんき 標準プラン | エルピオでんき スタンダードプランS | HTBエナジー | |
20A150kWh | 3975.00 | 3900 | ー | 3676.66 |
20A300kWh | 7950.00 | 7800 | ー | 7569.16 |
30A200kWh | 5300.00 | 5200 | 5237.2 | 5094.7 |
30A300kWh | 7950.00 | 7800 | 7540.2 | 7653.6 |
40A200kWh | 5300.00 | 5200 | 5190 | 5196.88 |
40A400kWh | 10600.00 | 10400 | 10071 | 10446.88 |
50A300kWh | 7950.00 | 7800 | 7750.4 | 7777 |
50A500kWh | 13250.00 | 13000 | 12906.4 | 12485 |
60A600kWh | 15900.00 | 15600 | 15753.24 | 14982 |
楽天でんきを確認 | あしたでんきを確認 | エルピオでんきを確認 | HTBエナジーを確認 |
次は関西電力エリアで比較してみたいと思います。
関西電力エリアで楽天でんきと他の電力会社を比較
関西電力はHTBエナジー2つのプランとあしたでんきの2つのプランとで比較したいと思います。
楽天でんき プランS | HTBエナジー ウルトラ 関西 | HTBエナジー プライム 関西 | あしたでんき 標準プラン | あしたでんき たっぷりプラン | |
150kWh | 3375.00 | 2955.88 | 3364.01 | 3300 | 5625 |
200kWh | 4500.00 | 4129.38 | 4428.51 | 4400 | 6500 |
300kWh | 6750.00 | 6476.38 | 6557.51 | 6600 | 8250 |
400kWh | 9000.00 | 9141.38 | 8686.51 | 8800 | 10000 |
500kWh | 11250.00 | 11806.38 | 10815.51 | 11000 | 11750 |
600kWh | 13500.00 | 14471.38 | 12944.51 | 13200 | 13500 |
700kWh | 15750.00 | 17136.38 | 15073.51 | 15400 | 15250 |
楽天でんきを確認 | HTBエナジーを確認 | HTBエナジーを確認 | あしたでんきを確認 | あしたでんきを確認 |
これでわかることは楽天でんきよりも他の電力会社がお得ということがわかると思います。
ただ、ここで楽天の場合は楽天スーパーポイントが貯まるなど様々な特典があります。
楽天でんきに関してはこちらで詳しく紹介しています。
ここで楽天ガスの都市ガスはお得なのかについてまとめたいと思います。
楽天ガスの都市ガスはお得なのか
まず楽天ガスが提供しているエリアが関東、関西、中部の一部です。
関東は他にも都市ガスのサービスを行っている会社があってそっちの方がお得なので別に楽天ガスでなくてもよいかなと思います。
関西や中部は他に都市ガスのサービスを行っているところがほとんどないので、もし一般料金のプランのままなら変更しても良いかと思います。
ただし、都市ガスって一般家庭の場合、ほとんど差が出ないんですよね。
わずかです。
そして、楽天ガスの場合、楽天でんきを利用する必要があるのであれば楽天でんきがお得になるのかをチェックする必要があります。
もし楽天でんきのポイントが付いたりという特典があったとしても他の電力会社の方がお得になる家庭が多いと思います。
そう考えると楽天ガス+楽天でんきにする必要はないのかなという結論に至ります。
ただ、楽天ユーザーの方でいろいろな他のサービスも利用していて楽天ポイントが貯まっている、貯めていて利用しているという方の場合は楽天ガスも利用してまとめるのも管理が楽で便利で良いと思います。
まとめ
楽天が都市ガスのサービスを始めましたけど、まず利用できるのが「東京ガス」「東邦ガス」「関電ガス」エリアの都市ガスに対応しているエリアです。
おそらく都市部と方は利用できますが、地方の方は利用できない方も多いと思います。
で楽天ガスは良いのかというと楽天のサービスを多く利用されている方、楽天でんきを利用されている方は結構気になるところだとは思いますが、単純に料金だけなら他のサービスでも良いかなというのが私の結論です。
ただ、楽天のサービスをいろいろ利用していてまとめたいということなら楽天ガスも利用して管理するのも良いかと思います。
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