ENEOSでんきと東京電力(TEPCO)、どちらも知名度のある電力会社です。
ではこのENEOSでんきと東京電力(TEPCO)どっちにしようかなって迷っている方も多いと思います。
そこでENEOSでんきと東京電力(TEPCO)の電気料金を比較してどちらがお得でおすすめか特典なども含めて比較してみたいと思います。
ここでは
・ENEOSでんきと東京電力(TEPCO)の電気料金比較
・ENEOSでんきがおすすめな方
・東京電力(TEPCO)がおすすめな方
という流れで紹介していきたいと思います。
まずはENEOSでんきと東京電力(TEPCO)のおさえておくべきポイントをまとめて表で比較したいと思います。
ENEOSでんきと東京電力(TEPCO)のポイント比較まとめ
ENEOSでんき | 東京電力(TEPCO) | |
電力供給エリア | 北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州 | 北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州 |
解約違約金 | かからない | プランによってはかかる |
キャンペーン・特典 | ・定期的にキャンペーンを行っている ・特典が多い | ・プランによってポイントの特典がある ・関東エリア(一部の地域を除く)ではガスのセット割がある |
料金プラン | プランは1つか2つ程度 | エリアによって違う |
といったところです。
電力供給エリア
電力供給エリアはどちらも同じで沖縄以外です。
解約違約金
解約違約金に関してはENEOSでんきは基本かかりませんがお得になる「にねん とく2割」に加入すると解約金がかかったりもします。
東京電力(TEPCO)はプレミアムプランなど引越しなどではなく乗り換えなどだとかかったりもします。
キャンペーン・特典
特典に関してはENEOSでんきはいろいろあります。
・ENEOSカード・シナジーカード割引
・特別提携カードでポイント・マイルが通常よりも多くつく
・Tポイントが200円につき1ポイント貯まる
・でんきの困った駆けつけサービス
・ENEOSでんきの見える化サービス
東京電力(TEPCO)にもいろいろポイントがもらえたりしますが、プランやエリアによっても変わってきます。
そして、関東エリア(一部の地域を除く)では都市ガスのサービスも行っているのでガスとセットの「とくとくガスプラン」でお得になったりします。
料金プラン
そして気になる電気料金ですが、プランは電力供給エリアによって違います。
ENEOSでんきの場合、
・関西電力エリア【関西Aプラン:関西電力従量電灯A】
・中部電力エリア【中部Bプラン:中部電力従量電灯B】
といったような感じになっています。
東京電力(TEPCO)の場合、
・関西電力エリア【プレミアム・スタンダード】
・東北電力エリア【スタンダード】
となっていて地域によってプランの種類が違っています。
さらにスタンダードプランでもスタンダードプランAやスタンダードプランXなど地域によって違っていて料金体系の違います。
なのであなたの電力エリアのプランの料金体系をしっかりチェックして比較する必要があります。
ではENEOSでんきと東京電力(TEPCO)の電気料金を比較してみていきたいと思います。
ENEOSでんきと東京電力(TEPCO)の電気料金比較
ここでは東京電力エリアと関西電力エリアの一般家庭向けプランで比較していきたいと思います。
東京電力エリアで比較
まずは東京電力エリアで従量電灯B相当の「ENEOSでんきVプラン」と「東京電力(TEPCO)のスタンダードS」で比較してみたいと思います。
ENEOSでんきVプラン | 東京電力(TEPCO)スタンダードS | 東京電力従量電灯B | ||
基本料金 | 10A | 286 | 286 | 286 |
15A | 429 | 429 | 429 | |
20A | 572 | 572 | 572 | |
30A | 858 | 858 | 858 | |
40A | 1144 | 1144 | 1144 | |
50A | 1430 | 1430 | 1430 | |
60A | 1716 | 1716 | 1716 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまで(第1段階料金) | 19.88 | 19.88 | 19.88 |
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) | 24.54 | 26.48 | 26.48 | |
300kWhをこえる | 26.22 | 30.57 | 30.57 |
わかりやすく東京電力従量電灯Bの料金も掲載しておきます。
これを見てわかることは東京電力(TEPCO)スタンダードSと東京電力従量電灯Bは料金が同じなんです。
では実際にいくつかの電気使用量で比較してみたいと思います。
そうするとこういった電気料金になりました。
ENEOSでんきVプラン | 東京電力(TEPCO)のスタンダードS | |
10A100kWh | 2274 | 2274 |
20A150kWh | 3693.8 | 3752 |
20A300kWh | 7374.8 | 7724 |
30A200kWh | 5206.8 | 5362 |
30A300kWh | 7660.8 | 8010 |
40A200kWh | 5492.8 | 5648 |
40A400kWh | 10568.8 | 11353 |
50A300kWh | 8232.8 | 8582 |
50A500kWh | 13476.8 | 14696 |
60A600kWh | 16384.8 | 18039 |
ほとんどのパターンでENEOSでんきがお得になります。
ここで「東京電力(TEPCO)スタンダードSにしても意味ないのでは?」と多くの方が思うところですが、
スタンダードSは従量電灯Bとは違う特典があって
・「くらしTEPCO Web」というWebサービスを利用することでWEBからの申し込みで最大1000ポイントもらえたり、
・生活かけつけサービスが無料でついてきたり、
・都市ガスとセットで利用することでガスセット割で電気代が年間約1200円お得になる
などの特典があるのでその分お得になるわけです。
ガスセット割は「とくとくガスプラン」などがありますので関東で都市ガスを利用している方はチェックしてみてください。
東京電力(TEPCO)スタンダードSは特典がある分お特になるというところですが、上でも紹介した通りENEOSにもいろいろ特典があります。
ここでもう一度ENEOSでんきの主な特典を紹介します。
ENEOSでんき独自の特典
まず初めに特典をまとめて紹介すると
・ENEOSカード・シナジーカード割引
・特別提携カードでポイント・マイルが通常よりも多くつく
・Tポイントが貯まる
・でんきの困った駆けつけサービス
・ENEOSでんきの見える化サービス
にねん とく2割
「にねん とく2割」に加入して2年以上継続して利用されている方には適用開始から24ヵ月間、電気料金1kWh0.20円(税込)割引してくれます。
3年以上継続するとさらに割引額が上がって電気料金1kWh0.30円(税込)割引になります。
※更新月以外の解約は解約手数料1,100円(税込)がかかる
ENEOSカード・シナジーカード割引
電気料金をENEOSカード・シナジーカードで支払うと電気料金から月額100円(税込)割引されます。
特別提携カードでポイント・マイルが通常よりも多くつく
現時点では「ANAカード、ビューカード、ティーエスキュービックカード、レクサスカード、エポスカード、エムアイカード、dカード」などの特別提携カードで支払うと通常のポイントよりも多くのポイントが付きます。
なのでENEOSカードを持っている方はENEOSカードで、持っていない方はENEOSカードか上のカードがお得ということになります。
Tポイントが貯まる
もし上のカードを持っていない方は別のカードで支払った場合でもTポイントが貯まります。
ENEOSカード、シナジーカード、特別提携カードで支払う場合、法人利用や、一部特定の代理店を経由した場合はTポイントは貯まりませんので注意してください。
といったところです。
電気料金と特典を加味してどちらがお得になるのかですね。
これは電気使用量やもち関東エリアで都市ガスを利用している方は東京電力(TEPCO)のガスセット割は「とくとくガスプラン」も加味して計算するとなると・・・もうわかなくなってきます。
では関西電力エリアではどうなのでしょうか。
一般家庭向けの関西電力従量電灯A相当のプランで比較してみたいと思います。
関西電力エリアで比較
わかりやすいように関西電力従量電灯Aも併せて紹介しておきます。
ENEOSでんきAプラン | 東京電力(TEPCO)スタンダードA | 関西電力従量電灯A | ||
最初の15kWhまで | 285 | 333.72 | 341.02 | |
15kWh~120kWhまで | 1kWh | 20.31 | 20.29 | 20.32 |
120kWhを超え300kWhまで | 1kWh | 23.99 | 24.26 | 25.8 |
300kWhを超えたもの | 1kWh | 26.8 | 27.83 | 29.29 |
なんとなくENEOSでんきAプランがお得なような気がしますね。
では実際にいくつかの電気使用量で計算して比較してみたいと思います。
ENEOSでんきAプラン | 東京電力(TEPCO)スタンダードA | 関西電力従量電灯A | |
100kWh | 2011.35 | 2058.37 | 2068.22 |
150kWh | 3137.25 | 3191.97 | 3248.62 |
200kWh | 4336.75 | 4404.97 | 4538.62 |
300kWh | 6735.75 | 6830.97 | 7118.62 |
400kWh | 9415.75 | 9613.97 | 10047.62 |
500kWh | 12095.75 | 12396.97 | 12976.62 |
600kWh | 14775.75 | 15179.97 | 15905.62 |
700kWh | 17455.75 | 17962.97 | 18834.62 |
計算してみるとENEOSでんきが安いですね。
関西電力エリアでもどちらの電力サービスもポイントがもらえたり、特典があったりします。
都市ガスとのセットプランはないのでややこしくはないですね。
単純にENEOSでんきがお得かと思います。
ここでENEOSでんきがおすすめな方、東京電力(TEPCO)がおすすめな方を私なりにまとめてみました。
ENEOSでんきがおすすめな方
・ENEOSのサービスを利用している方
電気料金を安くするならENEOSでんきの方がお得かと思います。
さらに「にねん とく2割」なら解約手数料に注意ですが長期的に利用されるなら電気料金はかなり安くなりますからおすすめです。
あとはENEOSのガソリンスタンドとか利用されるのであればお得になりますね。
あとENEOSカードは必須です。
東京電力(TEPCO)がおすすめな方
もう面倒なので東京電力(TEPCO)にガスもまとめたいという方です。
現在東京電力という方も多いと思いますが、そのままガスもセットと考えているなら良いかもしれません。
ただ、実はENEOSも関東エリアなどで都市ガスのサービスがあるのでENEOSでもまとめられるんですけどね。
まとめ
単純に電気料金で考えるのであればENEOSでんきがお得な場合がほとんどです。
特典などもどちらの電力サービスでもありますが、ENEOSでんきの方がお得になる可能性があって魅力的かと私は思います。
東京電力エリアの場合都市ガスなどセットもからんでくるとややこしくなりますが、面倒な方は一つにまとめて少しでも安くという方は別々で他のガス会社もチェックするのが良いと思います。
東京ガスならレモンガスやニチガスなどもありますからね。
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