北陸電力にはいろいろな電気のプランがあるわけですけど、ここでは「くつろぎナイト12」について紹介したいと思います。
ではいろいろあるプランの中で「くつろぎナイト12」はどういった特徴があって電気料金でどれくらいお得なのか他の電力会社を料金比較したりデメリットも紹介したいと思います。
ここでは
・北陸電力のくつろぎナイト12の料金の特徴
・北陸電力のくつろぎナイト12のデメリットと注意点
・まとめ
という流れで紹介したいと思います。
まずは北陸電力のくつろぎナイト12のチェックポイントをまとめて紹介します。
北陸電力のくつろぎナイト12のチェックポイント
・夜間および土日祝日の昼間の電気の使用量が多い方向け
・昼間時間の電気が割高、特に夏季
といったところです。
エコキュート等のヒートポンプ式給湯器を使用している方が利用できるプランになります。
電気の使用時間によって電気料金が変わる料金プランで夜間と土日祝日の昼間の電気料金が安いです。
では早速北陸電力のくつろぎナイト12の料金の特徴を見ていきたいと思います。
北陸電力のくつろぎナイト12の料金の特徴
まずは料金表をチェックしながら特徴を見ていきたいと思います。
料金の区分 | 単位 | 料金単価(円) |
基本料金 | ||
10kVAまで | 1契約 | 1,650.00 |
10kVAをこえる1kVAにつき | 1kVA | 242 |
電力量料金 | ||
昼間時間(夏季料金) | 1kWh | 34.95 |
昼間時間(その他季料金) | 〃 | 25.07 |
ウィークエンド時間 | 〃 | 19.64 |
夜間時間 | 〃 | 12.51 |
需要抑制割引特約(節電とくとくプラン) | ||
割引単価節電電力量1kWhにつき | 1kWh | 198 |
※昼間時間(夏季料金):毎年7月1日から9月30日までの期間
※その他季:夏季以外の期間
※昼間時間:毎日午前8時から午後8時までの時間(休日等の該当する時間を除く)
※ウィークエンド時間:休日等の午前8時から午後8時までの時間
※夜間時間:昼間時間およびウィークエンド時間以外の時間
※休日等:東北電力が約款に定める休日等
基本料金
基本料金は10kVAまでは定額になっています。
1kVAを10Aと考えるとA(アンペア)契約が低い人ほど割高になる可能性があるということですね。
電力量料金
夜間時間が午後8時~翌午前8時までがお得になっていて、ウィークエンド時間の休日等の午前8時から午後8時までの時間もお得になっています。
料金が高いのが平日の午前8時から午後8時までにどれくらい電気を使うのかがポイントになってきますね。
この時間帯にほとんど電気を使用しないという家庭の場合はかなりお得になるかと思います。
ではここでくつろぎナイト12夜間時間(午後8時~翌午前8時)しか電気を使わないパターンで従量電灯Bと比較してみたいと思います。
くつろぎナイト12夜間時間と従量電灯Bを比較
月 | くつろぎナイト12 | 北陸電力従量電灯B |
10A100kWh | 2901.00 | 2027 |
20A150kWh | 3526.50 | 3278.2 |
20A300kWh | 5403.00 | 6539.2 |
30A200kWh | 4152.00 | 4607.2 |
30A300kWh | 5403.00 | 6781.2 |
40A200kWh | 4152.00 | 4849.2 |
40A400kWh | 6654.00 | 9368.2 |
50A300kWh | 5403.00 | 7265.2 |
50A500kWh | 7905.00 | 11955.2 |
60A600kWh | 9156.00 | 14542.2 |
これでわかることは基本料金がある程度高いので夜間時間しか電気を使わない場合であっても電気使用量が少ない家庭では割高になってしまうということがわかります。
契約しているAアンペアも関係していますが、月150kWhだとくつろぎナイト12の方が割高になる可能性もあります。
ということは一人暮らしなど電気使用量が少ない家庭ではおすすめできない可能性もあります。
それにこれはあくまで夜間時間12.51/1kWhの時間帯しか電気を使わなかった時の料金の計算です。
現実的にはありえないですし、ちょっと料金が上がる休日のウィークエンド時間にも電気は使うでしょうし、昼間時間の午前8時から午後8時までお時間帯でも電気を使うと思います。
では北陸電力のくつろぎナイト12のデメリットと注意点を見てみたいと思います。
北陸電力のくつろぎナイト12のデメリットと注意点
・昼間時間(平日の毎日午前8時から午後8時までの時間)特に夏季に電気を多く使うとかなり割高になる可能性がある
A(アンペア)が低く電気使用量が少ない家庭では割高になる可能性がある
上の計算結果でもわかる通り基本料金が10kVAまで一緒なのでA(アンペア)が低い家庭では割高になってしまう可能性があります。
いくら夜間しか電気を使わなかったとしても一人暮らしなど電気をあまり使わない家庭には向かないかもしれません。
昼間時間(平日の毎日午前8時から午後8時までの時間)特に夏季に電気を多く使うとかなり割高になる可能性がある
平日の午後7時とかでも結構高めなのでちょっと早めに仕事から帰ってくるとか、平日休みになったとかで自宅にいて電気を使うことになるとかなり電気料金がかかることになります。
特に夏季は高くなっているのでエアコンなんか使おうものならかなり電気料金がかかるので注意ですね。
ここでちょっと同じようなプランで他にもおすすめの電力会社を紹介しておきます。
おすすめの他の電力会社
比較するのはシン・エナジーの【夜】生活フィットプランです。
いろいろな電力会社の中でもかなり安い部類に入る電力会社で同じように夜にお得になる料金プランもあります。
ちなみに【夜】生活フィットプランの電気料金はこちらです。
基本料金※1 | 1契約 | 30A | 704.22円 |
1契約 | 40A | 938.96円 | |
1契約 | 50A | 1,173.70円 | |
1契約 | 60A | 1,408.44円 | |
電力量料金(デイタイム※2) | 23.32円/kWh | ||
電力量料金(ライフタイム※3) | 20.01円/kWh | ||
電力量料金(ナイトタイム※4) | 17.21円/kWh |
※1.契約容量6kVAまでの方が申込み可能
※2.生活フィットプランのデイタイムは平日9時~18時まで
※3.生活フィットプランのライフタイムは平日8時~9時および18時~22時、休日扱い日の8時~22時まで
※4.生活フィットプランのナイトタイムは毎日22時~翌日8時まで
この料金を見ると基本料金はA(アンペア)で分けられています。
あとナイトタイムは毎日22時~翌日8時までで17.21円/kWhとくつろぎナイト12よりは割高ですが、他の時間も正直かなり安い設定になっています。
平日の昼間や18時とかも電気をたまに利用するという方におすすめでしょうか。
まとめ
北陸電力のくつろぎナイト12の利用方法は結構難しいかもしれませんね。
まず電気使用量が少ない家庭では割高になる可能性が高いのでないとして、例えば大人二人暮らしで二人とも仕事をしていて日中家にいない家庭で電気料金がどれくらいになるのか考えるとまずそこまでの電気料金になりませんから割高になる可能性もあります。
もし4人家族だと子供もいるでしょうから平日夜18時とかに自宅にいる可能性もありますし、夏休みなど自宅にいるとなって電気を使うとかなり割高になる可能性もあります。
4人暮らしで全員大人や平日の昼間全員自宅にいない家庭ならアリですがなかなかそういった家庭もないのではないでしょうか。
ちょっと平日の昼間時間がかなり高い設定だと気になって電気代とか時間が気になるのも嫌ですね。
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